「ハイ・フォン」がベトナム映画の歴代興行収入トップに!~ランキングあり~
ベトナム現地紙によると、2月22日に現地で公開されたNgô Thanh Vân(ゴー・タイン・バン)主演のベトナム映画「ハイ・フォン(原題:Hai Phượng、英題:Furie)」が、公開1か月で興行収入2000億VND(約9億6200万円)※を突破し、ベトナム映画の歴代興行収入トップに立ちました。
※ベトナム、アメリカ(3月1日公開)、カナダ(3月8日公開)の3市場での興行収入の合計。
興行収入の記録更新が続くベトナム映画
Box Office Mojoの2019年興行収入ランキングによると、3月24日時点のアメリカでの公開館数は27か所、興行収入は57万8423USD(約6420万円)。アメリカの2019年興行収入ランキングで52位に立っています。
ベトナム映画は興行収入の記録更新が続いており、「ハイ・フォン」の前には2019年のテト(旧正月)に合わせて公開された「Cua Lại Vợ Bầu」が先行上映3日+公開13日で興行収入1765億VND(約8億4900万円)を突破し、ベトナム映画の歴代興行収入トップに立っていました。
「ハイ・フォン」は2017年から適用されているレイティングでC18(18歳未満の入場・鑑賞禁止、日本でいうR18+)で、新しいレイティングが適用されて以降、興行収入が最も高いC18映画ともなっています。
現地紙のインタビューでゴー・タイン・バンは、「多くの労力をかけた作品なので、この興行収入には満足している」としつつも、「ベトナムではレイティングがC18のため、作品を観客に広く届けることができず残念」とも語っています。さらに、今後はプロデューサー業に専念するため、ゴー・タイン・バンがアクションを演じるのはこれで最後とのこと。
「ハイ・フォン」は、2019年3月8日から17日まで開かれた「第14回大阪アジアン映画祭(Osaka Asian Film Festival 2019)」で日本初上映となりました。「第14回大阪アジアン映画祭」では、クロージング・セレモニーでは落合賢監督の「パパとムスメの7日間(Hồn Papa Da Con Gái)」も上映されました。
公開日などの詳細はまだ明らかになっていませんが、近く中国でも公開されるようです。
ベトナム映画の歴代興行収入ランキング
1位:「ハイ・フォン」2000億VND(約9億6200万円) (2019年2月公開)
2位:「Cua Lại Vợ Bầu」1765億VND(約8億4900万円) (2019年2月公開)
3位:「17歳の恋愛注意報!(Em Chưa 18)」1710億VND(約8億2200万円) (2017年4月公開)
4位:「Siêu Sao Siêu Ngố」1050億VND(約5億0500万円) (2018年2月公開)
5位:「ベトナムの怪しい彼女(Em Là Bà Nội Của Anh)」1020億VND(約4億9000万円) (2015年12月公開)
参考:
'Hai Phượng’ thành phim Việt có doanh thu cao nhất mọi thời