ベトナム映画の話題作「第三夫人と髪飾り」予告編解禁―10/11(金)より全国順次ロードショー

第三夫人と髪飾り (Vợ Ba)
© copyright Mayfair Pictures.

ベトナム映画「第三夫人と髪飾り(越題:Vợ Ba、英題:The Third Wife)」が、2019年10月11日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショーとなります。

青いパパイヤの香り(Mùi Ðu Ðủ Xanh)」や「夏至(Mùa Hè Chiều Thẳng Ðứng)」などを手掛けたベトナム映画界を代表する名匠トラン・アン・ユン(Trần Anh Hùng)が美術監修を務め、「ブラック・クランズマン」などのスパイク・リー(Spike Lee)が脚本に惚れ込んで資金援助するなど、巨匠たちのバックアップを得て作られたこの作品。

世界の巨匠たちがその才能を絶賛する女性監督、アッシュ・メイフェア(Ash Mayfair)監督の衝撃のデビュー作がいよいよ日本でも公開です。

「第三夫人と髪飾り(Vợ Ba)」

作品概要

「ここは、女たちの愛と哀しみが眠る桃源郷。」

絹の里、富豪のもとに嫁いできた若き第三夫人。東洋の美を湛えるベトナムの秘境に語り継がれてきた、ある一族のファミリーヒストリー。

父権社会で男児を産むことが女の唯一の務めだった時代、女たちはなにを思い、生きたのか。若き第三夫人が一族にやってきたことで、女たちのドラマが動き出す―――。

 

ベトナム映画の新潮流を担うといわれる1985年生まれのアッシュ・メイフェア監督の曾祖母の実話をもとに、美しいベトナムの山間を舞台に、その地を治める富豪の第三夫人として14歳で嫁いでくる主人公メイ(ベトナム語表記:Mây(マイ))と、彼女を取り巻く愛憎、悲しみ、希望を、美しく官能的に描いた作品です。

アッシュ・メイフェア監督の初監督作とは思えないその確かな演出手腕が高く評価され、数々の映画賞に輝いています。

あらすじ

19世紀のベトナム北部。14歳のメイ(Mây)はその地を治める富豪のもとに、三番目の妻として嫁いでくる。一族が暮らす大邸宅には、唯一の息子を産んだ穏やかな第一夫人、3人の娘を持つ美しく魅惑的な第二夫人がいた。まだ無邪気だったメイは、この家では世継ぎとなる男の子を産んでこそ奥様になれることを知る。そして妊娠。出産に向けて季節が流れる中、第一夫人も妊娠していることが発覚。時を同じくしてメイは、第一夫人のひとり息子ソン(Sơn)と、第二夫人のある秘密を知ってしまう。

舞台となる世界遺産チャンアン

映画の舞台はベトナム北部の秘境・ニンビン省チャンアン。

「チャンアンの景観関連遺産」として2014年にベトナム初、東南アジア初の世界複合遺産としてユネスコの世界遺産に登録されたことでも有名です。

首都ハノイ市から南へ約90km。奇岩が連なる断崖絶壁の山々とその麓を流れる川や湿原が織りなす景観、 鍾乳石が垂れ下がる神秘的な洞窟などが近年注目を集め、その絶景を求めて世界中から観光客が訪れています。

映画「第三夫人と髪飾り」予告編

2019年7月24日に予告編が解禁されました。

全国の上映劇場と公開日

【東京都】Bunkamuraル・シネマ:2019年10月11日(金)~

「第三夫人と髪飾り」

監督:アッシュ・メイフェア
撮影:チャナーナン・チョートルンロート
美術監修:トラン・アン・ユン
出演:トラン・ヌー・イエン・ケー、グエン・フオン・チャー・ミー、マイ・トゥー・フオン(Maya)、グエン・ニュー・クイン、レ・ヴー・ロン
2018年/ベトナム/93分/DCP/カラー/字幕翻訳:原田りえ/配給:クレストインターナショナル 区分:R15+

ウェブサイト:http://crest-inter.co.jp/daisanfujin/
Twitter:https://twitter.com/daisanfujin1011

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