【ベトナム映画祭2018】上映作品ラインナップ&スケジュール

「ベトナム映画祭2018」が、2018年9月1日(土)から神奈川を皮切りに大阪・東京・愛知で順次開催されます。

「ベトナム映画祭2018」は、日越国交樹立45周年記念事業のひとつ。各地の劇場で10本以上のベトナム映画が上映されるほか、9月7日(金)から9日(日)まで神奈川県横浜市で開催される「ベトナムフェスタin神奈川」では共催企画としてベトナム映画3本が入場無料で特別上映されます。

上映作品ラインナップ

ベトナムを懐う(Dạ cổ hoài lang)

ベトナムを懐う (Dạ cổ hoài lang)
ベトナムを懐う (Dạ cổ hoài lang)

1995年のニューヨークを舞台に、米国へ移り住んだ3世代の移民の家族がそれぞれ故郷のベトナムを想う切なさを描いた物語。音楽家Cao Văn Lầu(カオ・ヴァン・ラウ)による同名の戯曲が元になっており、1990年代前半からベトナム国内の多数の舞台で演じられてきた。

主演のHoài Linh(ホアイ・リン)は、コメディアンであり俳優であり、MCなどもこなす超人気有名人。Chí Tài(チー・タイ)もホアイ・リンと同じくベトナムのお笑い界に欠かせないコメディアンで、2人がコンビで共演している作品も多数あります。

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漂うがごとく(Chơi vơi)

漂うがごとく (Chơi vơi)
漂うがごとく (Chơi vơi)

ズエンとカムは親友同士。しかし女同士の友情だけでなく、2人の間には「愛」と呼ぶべき感情もあった。しかしズエンは別の男性と結婚。カムは漠然とした嫉妬の感情を抱く。そしてカムがズエンにある男性への遣いを頼んだことがきっかけで、ズエンは夫と真逆のこの男性に次第にひかれていく。

複雑に重なり合った人間関係、人間関係の中にある孤独やさみしさ、そして人間の欲をしずかに描いた作品。全体を通して色が暗めで、人の黒い暗い部分やベトナムのじめっとした空気が絡み合い、独特な雰囲気を生み出しています。

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The Rebel 反逆者(Dòng máu anh hùng)

The Rebel 反逆者 (Dòng máu anh hùng)
The Rebel 反逆者 (Dòng máu anh hùng)

1922年の仏領インドシナが舞台。各地で抗仏運動が起きる中、フランスの手先であるクオンが抗仏のために活動するトゥイと出会い、フランスを裏切りトゥイの脱獄を助けてともに逃亡する。クオンの仲間に追われながらも、反逆者として捕われたトゥイの父親を探して敵に立ち向かう。

今回が日本初上映というこの映画。迫力のあるアクションシーンが満載で、ベトナムのアクション映画史を変えた作品、とも。特に主演のJohnny Trí Nguyễn(ジョニー・チー・グエン)とNgô Thanh Vân(ゴ・タイン・ヴァン)のタッグは最強です。ジョニー・チー・グエンはホーチミン市で格闘技の道場も運営するアクション俳優。そしてこの作品の監督のCharlie Nguyễn(チャーリー・グエン)はジョニー・チー・グエンの実兄。

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ひと夏の初恋(Hạ cuối tình đầu)

ひと夏の初恋 (Hạ cuối tình đầu)
ひと夏の初恋 (Hạ cuối tình đầu)

いつも一緒にいた仲良し3人組は高校を卒業。18歳の誕生日に大人の仲間入りをしようとしたところ、2人の若い男性たちに騙されてしまう。仕返しをもくろむ彼女たちだが、2人が今度は別のイケメン男性に心を奪われる。まさかの三角関係に陥り、友情と愛情の間で揺れ動く。

高校を卒業したばかりで大人への一歩を踏み出そうとしている女子たちの、友情と愛情に対する不器用な、でも一生懸命な姿を描いた作品。さわやかな青春物語のようで、「半分大人」の歳の微妙な心の動きも描かれていて、くすっと笑ったり、切なくなったり。

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モン族の少女 パオの物語(Chuyện của Pao)

モン族の少女 パオの物語 (Chuyện của Pao)
モン族の少女 パオの物語 (Chuyện của Pao)

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ニンホアの家(Ngôi nhà ở Ninh Hòa)

ニンホアの家 (Ngôi nhà ở Ninh Hòa)
ニンホアの家 (Ngôi nhà ở Ninh Hòa)

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フェアリー・オブ・キングダム(Tấm Cám: Chuyện chưa kể)

フェアリー・オブ・キングダム (Tấm Cám: Chuyện chưa kể)
フェアリー・オブ・キングダム (Tấm Cám: Chuyện chưa kể)

「ベトナム版シンデレラ」とも称されるベトナムの昔話「タムとカム(Tấm Cám)」に着想を得たファンタジー映画。継母と義妹に虐められながらも皇子と出会い、結婚し・・・というシンデレラストーリーにどんでん返し、そして国の存亡をかけた戦い、と壮大な展開。

女優のNgô Thanh Vân(ゴ・タイン・ヴァン)が監督・脚本・製作を手掛け、継母役としても出演しています。ベトナムの世界遺産「チャンアンの景観関連遺産」がある紅河デルタ地方のニンビン省で撮影された大自然も見物です。

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超人X.(Siêu nhân X)

超人X. (Siêu nhân X)
超人X. (Siêu nhân X)

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サイゴン・ボディガード(Vệ sĩ Sài Gòn)

サイゴン・ボディガード (Vệ sĩ Sài Gòn)
サイゴン・ボディガード (Vệ sĩ Sài Gòn)

大手企業の会長兼社長が突然死し、後継者となる御曹司が留学先のアメリカから帰国。ボディガードの親友凸凹コンビが警備を任されるが、御曹司は争いに巻き込まれ誘拐されてしまう。ボディガード2人が御曹司を探して敵に立ち向かい、ホーチミン市内を駆け巡るドタバタアクション&コメディ。

落合賢監督が日本人として初めてベトナム映画のメガホンを取った作品。日本版DVDも発売されています。アクションとコメディ、恋愛、そして男同士の友情。終始ハラハラドキドキで目が離せません。ホンダのカブでホーチミン市内の路地裏やローカル市場を駆け巡るカーチェイスのシーンも見どころです。

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仕立て屋 サイゴンを生きる(Cô Ba Sài Gòn)

仕立て屋 サイゴンを生きる (Cô Ba Sài Gòn)
仕立て屋 サイゴンを生きる (Cô Ba Sài Gòn)

1969年のサイゴン(現ホーチミン市)が舞台。9代続くアオザイ仕立て屋の名店を継いだ母親と、新しい西洋風のファッションに夢中でアオザイ嫌いの娘。この娘がひょんなことから2017年にタイムスリップし、落ちぶれた自分とかつての華々しさをすっかり失った家業の店を目にし、店の立て直しのために奔走する。

1960年代のサイゴンの街並み、女性たちが身にまとったレトロなアオザイがとても美しく、さらにSF要素も入って見どころたっぷりの作品です。

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特別招待作品:目を閉じれば夏が見える(Nhắm mắt thấy mùa hè)

目を閉じれば夏が見える (Nhắm mắt thấy mùa hè)
目を閉じれば夏が見える (Nhắm mắt thấy mùa hè)

自然豊かな「写真の町」北海道東川町を舞台に、幼少期に生き別れた父親を探してベトナムから東川町へやってきたベトナム人女性と日本人男性カメラマンとの切ない恋愛、そして町の人々とのふれあいを描いた作品。

日越共同制作映画。2017年8月から9月にかけて、北海道東川町で本編の9割が撮影されたとのこと。美しい北海道の風景と、切ない2人の関係。そして、遠く離れた北海道の地で知ることになる、父親の過去と現在。Nhật Hạ(ニャット・ハ)役のベトナム人女優Phương Anh Đào(フオン・アイン・ダオ)は、数々のベトナム映画のヒット作にも出演しています。

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特別上映作品:遙(はる)かなる父の国へ~ベトナム残留日本兵家族の旅~

遙(はる)かなる父の国へ~ベトナム残留日本兵家族の旅~
遙(はる)かなる父の国へ~ベトナム残留日本兵家族の旅~

特別上映作品:焼いてはいけない(Đừng đốt)

焼いてはいけない (Đừng đốt)
焼いてはいけない (Đừng đốt)

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イベント上映作品:草原に黄色い花を見つける(Tôi thấy hoa vàng trên cỏ xanh)

草原に黄色い花を見つける (Tôi thấy hoa vàng trên cỏ xanh)
草原に黄色い花を見つける (Tôi thấy hoa vàng trên cỏ xanh)

ベトナムの有名作家Nguyễn Nhật Ánh(グエン・ニャット・アイン)による同名の長編小説が原作。1980年代の田舎の村を舞台に、幼い子供たちが家族や友情、恋に揺れる。

ベトナムで2015年に公開され、同年のベトナム国産映画興行収入トップに立った作品で、原作は日本語版も出版されています。思春期の子供たちの微妙な人間模様と心の動きが繊細に描かれていて、ベトナムの田園風景と音楽がまた美しく、ちょっと切なくてしずかできれいな映画。女の子役のThanh Mỹ(タイン・ミー)は色々なジャンルの映画に出演している2005年生まれの名子役です。

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(C) ベトナム映画祭2018実行委員会

各地の開催スケジュール

上映スケジュールなどの詳細は公式ホームページをご覧ください。

<神奈川>
9月1日(土)~9月9日(日)
横浜シネマ・ジャック&ベティ

<大阪>
10月6日(土)~10月19日(金)
大阪シネ・ヌーヴォ

<東京>
11月10日(土)~11月23日(金)
新宿K’s cinema

<愛知>
11月24日(土)~12月7日(金)
名古屋シネマスコーレ

※「ベトナム映画祭2018」クラウドファンディングのリターンの特典チケットやパスポートはいずれの会場でも使用できます。

チケット情報

前売券
1回券:1300円
3回券:3300円
パスポート:10000円
劇場窓口、プレイガイド、公式ホームページで発売(パスポートは公式ホームページのみ)。
前売券プレイガイド:チケットぴあ(2018年8月18日(土)10:00より発売 Pコード:467-670 ※チケット代金+発券手数料+システム手数料)

当日券
一般:1600円

入場無料のベトナムフェスタin神奈川共催企画

ベトナム映画祭とベトナムフェスタin神奈川の共催企画として、ベトナムフェスタin神奈川の会場にて入場無料でベトナム映画3本が上映されます。トークショーやシンポジウムもあり。

9月8日(土)
11:30「遙(はる)かなる父の国へ~ベトナム残留日本兵家族の旅~」上映+トーク
@神奈川県庁本庁舎大会議室
20:00「草原に黄色い花を見つける」上映
@象の鼻テラス

9月9日(日)
15:30「焼いてはいけない」上映+シンポジウム
@神奈川県庁本庁舎大会議室

ベトナム映画祭2018まとめ

現地でも大ヒットした映画ばかりで、中の人的にも激アツな作品ラインナップ。

ベトナム映画は現地の映画館でも上映期間が短いため、うっかり見逃すと次に観られる機会がなかなかないので、ヒット作をこんなにまとめて観られるなんてとても嬉しい。ちなみに、中の人の大好きな女優ゴ・タイン・ヴァン(Ngô Thanh Vân)が、今回なんと3本の映画で観られます。

間もなく始まる「ベトナム映画祭2018」、ベトナム映画が10本以上も一挙に上映される貴重な機会となります。当サイトの作品データベース【ベトナム映画名鑑】もご参照いただきつつ、ベトナム好きの方も映画好きの方も、ぜひ足をお運びください。

また、ベトナム映画祭ではボランティアスタッフも募集中です!