【ベトナム映画名鑑】走れロム (Ròm)
映画「走れロム (Ròm)」の作品データベースです。映画のあらすじ、キャスト、監督など制作スタッフのほか、字幕の有無や日本語版DVDの発売情報など、映画「走れロム (Ròm)」について紹介しています。
作品データ
製作国 | ベトナム |
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原題 | Ròm |
英題 | Rom |
邦題 | 走れロム |
言語 | ベトナム語 (英語字幕あり) |
時間 | 79分 |
ジャンル | ドラマ |
公開 | 2020年9月 (日本公開は2021年7月) |
監督 | Trần Thanh Huy (チャン・タイン・フイ/チャン・タン・フイ) |
脚本 | Trần Thanh Huy (チャン・タイン・フイ/チャン・タン・フイ) |
製作 | Nguyễn Trinh Hoan (グエン・チン・ホアン) Nhật Tiên (ニャット・ティエン) Trần Anh Hùng (トラン・アン・ユン) Bảo Nguyễn (バオ・グエン) |
公式サイト | https://www.rom-movie.jp/ |
受賞歴 | ・第24回釜山国際映画祭:ニューカレンツ部門最優秀作品賞 (2019) ・第24回ファンタジア国際映画祭:最優秀新人作品賞 (2020) |
DVD | 日本語版DVDなし |
動画 | なし |
ソース:
あらすじ
活気に満ちたサイゴンの路地裏にある古い集合住宅。住民たちは投資家を装う詐欺師の債権者から多額の借金を背負い、アパートを維持するため大金が当たる「闇くじ」に熱中している。14歳の孤児ロムは、そこで宝くじの当せん番号を予想し「賭け屋」に繋ぐ「走り屋」として生計を立てていた。地上げ屋から立ち退きを迫られている裏町の住民たちを救うため、生き別れになった両親を捜すため、ロムはライバルの走り屋フックと競り合いながら、巨額の当せん金が手に入る危険な違法くじで一攫千金の賭けに出る――!
登場人物/キャスト
Ròm (ロム) / ロムの幼少期役:
Trần Anh Khoa (チャン・アイン・コア/チャン・アン・コア)
Phúc (フック) 役:
Nguyễn Phan Anh Tú (グエン・ファン・アイン・トゥー)
※Anh Tú Wilson (アイン・トゥー・ウィルソン/アン・トゥー・ウィルソン) とも
Đại ca giang hồ (金貸し屋) 役:
Wowy (ウォウィー)
Ghi (ギー) 役:
Cát Phượng (カット・フオン/カット・フーン)
Khắc (カック) 役:
Mai Trần (マイ・チャン)
Ba (バー) 役:
Thiên Kim (ティエン・キム)
Người chồng (アパート住民の夫) 役:
Mai Thế Hiệp (マイ・テー・ヒエップ)
Người vợ (アパート住民の妻) 役:
Thanh Tú (タイン・トゥー/タン・トゥー)
解説
主役のRòmを演じるのは、Trần Thanh Huy(チャン・タイン・フイ)監督の弟であるTrần Anh Khoa(チャン・アイン・コア)。「青いパパイヤの香り」や「夏至」などで知られるTrần Anh Hùng(トラン・アン・ユン)がプロデューサーに名を連ねています。
元は短編映画、後に長編映画として制作されたこの作品は、2019年10月に開かれた第24回釜山国際映画祭(24th Busan International Film Festival=BIFF)で初めて上映され、ニューカレンツ部門最優秀作品賞を受賞しました。
しかし、ベトナム文化スポーツ観光省傘下映画局の許可を得ずに映画祭に出品したとして、制作会社のHKFilm(Hoan Khue Film Production=ホアンクエ・フィルム・プロダクション)が罰金4000万VND(約19万円)の行政処分を科されました。
その後、暴力的なシーンのカットなどの編集を経て、2020年3月にようやくベトナム国内での上映が許可されましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により公開が延期され、同年9月にようやく公開に至りました。同年12月には台湾でも公開されました。
日本では、2021年3月5日から14日にかけて開催された「第16回大阪アジアン映画祭」の特別招待作品部門で日本初上映、2021年7月9日に劇場公開となります。
ちなみにエンドロール曲「Chạy(「走れ」の意)」は、金貸し屋役で出演している、ラッパーのWowy(ウォウィー)が歌っています。ウォウィーは「Chạy」の作詞も手掛けています。