ベトナム映画『走れロム』トークショー付特別先行上映会開催決定、作家・岩井志麻子氏をゲストに迎えて”観光客の知らないディープなベトナム”を語る!

『走れロム』ポスター画像
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第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門(新人監督コンペティション部門)最優秀作品賞受賞ほか多くの映画祭で高い評価を受けたベトナム映画『走れロム(原題:Ròm)』。7月9日からの日本での劇場公開に先駆けて、6月28日(月)にトークショー付特別先行上映会が開催されます。

ゲストには、自伝的官能小説「チャイ・コイ」などベトナムを舞台にした著書でも知られる作家・岩井志麻子氏と、在日ベトナム人問題を取材し続け、現地事情や映画に登場する「闇くじ」に詳しいジャーナリスト・出井康博氏を迎えて、映画『走れロム』で描かれる、観光だけでは知り得ないベトナムの深部に迫ります。

『走れロム』トークショー付特別先行上映会

日時:6月28日(月)18:15の回(上映前トークショー)
登壇ゲスト:岩井志麻子氏(作家)、出井康博氏(ジャーナリスト)
会場:ヒューマントラストシネマ渋谷
チケット料金:通常料金
チケット発売:オンライン6月23日(水)~、劇場窓口6月24日(木)~

詳細は劇場ホームページ、公式サイトを参照。
ヒューマントラストシネマ渋谷:https://ttcg.jp/human_shibuya/topics/2021/06150800_14755.html
映画『走れロム』公式サイト:https://www.rom-movie.jp/

岩井志麻子さん

『走れロム』

映画『走れロム』は、サイゴン(ホーチミン市)の裏町を舞台に、孤児の少年ロム(Ròm)が夢を叶えるため、巨額の当せん金が手に入る違法宝くじに挑む姿を疾走感溢れるスタイリッシュな映像とエモーショナルな演出で描き、ベトナム社会のタブーに切り込んだ衝撃作。

監督は、長編デビュー作にして第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門最優秀作品賞の受賞をはじめ、世界各国の映画祭で熱い視線が注がれる期待の新鋭チャン・タン・フイ(Trần Thanh Huy)。プロデューサーには、『青いパパイヤの香り』『シクロ』で知られる名匠トラン・アン・ユン(Trần Anh Hùng)監督が名を連ねています。

世界で輝かしいデビューを飾った本作ですが、社会主義国家のベトナムにおいて顕在化させたくない社会問題となっている「違法くじ」を描いたことで、ベトナム当局の検閲が入り、修正を余儀なくされました。そうした苦境を経て迎えた2020年9月の本国ベトナムでの公開は、ロングランヒット中だったクリストファー・ノーラン監督の超大作『TENET テネット』を興行成績で上回る奇跡の大ヒットを記録。一大センセーションを巻き起こしました。

『走れロム』メイン
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ストーリー

活気に満ちたサイゴンの路地裏にある古い集合住宅。住民たちは投資家を装う詐欺師の債権者から多額の借金を背負い、アパートを維持するため大金が当たる違法宝くじに熱中している。14歳の孤児ロムは、そこで宝くじの当せん番号の予想屋として生計を立てていた。地上げ屋から立ち退きを迫られている裏町の住民たちを救うため、生き別れになった両親を捜すため、ロムは危険な違法宝くじで一攫千金の賭けに出る――!

予告編

『走れロム』

監督:チャン・タン・フイ
出演:チャン・アン・コア、アン・トゥー・ウィルソン
プロデューサー:トラン・アン・ユン
2019年/ベトナム/ベトナム語/カラー/DCP/2.39:1/79分/日本語字幕:秋葉亜子
原題:RÒM/提供:キングレコード/配給・宣伝:マジックアワー
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公式サイト:http://www.rom-movie.jp/

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