【ベトナム芸能人名鑑】Suboi (スボイ)

2018-11-062021-03-22

ベトナムのラッパー・歌手であるSuboi (スボイ)のプロフィールとディスコグラフィ、出演作品を紹介しています。

1. Suboi (スボイ)
2. ディスコグラフィ(アルバム)
3. 出演作品一覧
4. 公式SNS

Suboi (スボイ)

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We pull this look together for @voguejapan May Issue “ASIA RISING” . Thanks Vogue team for choosing me on this special feature among other amazing artists. Photographer : @tangtangstudio Stylist : @cindyng.vn M.U.A : @dinhtranmakeup Outfit : @congtriofficial
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Suboi (スボイ)。「Quiet Bunny (クワイエット・バニー)」の別の芸名も。本名Hàng Lâm Trang Anh (ハン・ラム・チャン・アイン)。1990年1月14日生まれ(34歳)。ホーチミン市出身。ラッパー、歌手、ミュージシャン、女優。

ホーチミン市の中流階級の家庭に生まれ、ホーチミン市で育つ。中学校の友人らから「スボイ」のあだ名で呼ばれていた。「ス (Su)」は家族の中での呼び名、「ボイ(Boi)」は男の子(ボーイ＝Boy)のようにおてんばだったことから友人らがつけたもの。

2007年から音楽活動を開始。「ベトナム初の女性ラッパー」、「ベトナムのヒップホップ音楽の女王」とされる。ヒップホップ、ラップ、オルタナティブ・ヒップホップ、ダブステップ、エレクトロニックなど様々なジャンルの音楽に精通している。レコード会社は、かつてはMusic Faces Entertainmentに所属していたが、現在は自主レーベルのSuboi Entertainmentを立ち上げて活動している。

エミネム (Eminem)やウィル・スミス (Will Smith)らの影響を受け、14歳のころからヒップホップを好んで聴くようになる。ベトナムではまだ「ラップ」という音楽ジャンルがあまり知られていないころだったが、15歳で初めて楽曲を作り、ラップのパフォーマンスを始める。

17歳で音楽グループ「3N」に加入。その後、ラッパー兼ニュー・メタルグループのミュージシャンとして活動する。瞬く間にベトナムのアンダーグラウンドヒップホップの世界で有名なラッパーの1人となっていく。

2009年、R&Bやヒップホップのミュージシャンで音楽プロデューサーでもあるDương Khắc Linh (ズオン・カック・リン)の目にとまり、レコード会社のMusic Faces Entertainmentに所属することになる。同年、Hồ Ngọc Hà (ホー・ゴック・ハー)の楽曲「Xin hãy thứ tha (My Apology)」と「Girls’ Night」の2曲でラップを担当して注目を集め、翌2010年にアルバム「Walk」をリリース。ベトナム初の女性ラッパーとして成功を収める。

2012年にMusic Faces Entertainmentから独立し、自主レーベルのSuboi Entertainmentを立ち上げる。同年、2枚目のアルバム「Run」をリリースすることを発表したが、延期となる。その後、2014年9月に「Run」を正式にリリース。同アルバムは109か国のiTunesで配信され、人気を集めた。

2013年に東京・代々木公園で開催された「ベトナムフェスティバル2013」に出演。

2014年には映画「Đoạt Hồn (Hollow)」にHương (フオン)役で、2016年には映画「Siêu Trộm (Bitcoin Heist)」に天才ハッカーのVi(ヴィー)役で出演するなど、女優としても活躍している。

2016年5月、アメリカのバラク・オバマ元大統領がベトナムを訪問した際に行われた、オバマ元大統領と「東南アジア若手リーダーイニシアティブ (YSEALI)」メンバー800人との交流会に出席し、オバマ元大統領の前でラップを披露したことで話題となった。

2016年10月には、KENZO (ケンゾー)とH&M (エイチ・アンド・エム)のコラボによる「KENZO×H&Mコレクション」で、日本の坂本龍一をはじめとする世界的な有名人らと並んでキャンペーンアンバサダーを務めた。

2017年、アメリカの経済誌「Forbes (フォーブス)」が発表した「30 Under 30 Asia 2017: Pioneer Women」で30人のうちの1人に選ばれた。

2018年11月6日、宇多田ヒカルの「Too Proud featuring XZT, Suboi, EK (L1 Remix)」がサブスクリプション/ダウンロード配信でリリースされた。2018年6月に発売された宇多田ヒカルの7枚目のオリジナルアルバム「初恋」に収録されている「Too Proud featuring Jevon」のリミックス楽曲で、ベトナムからスボイ、中国からXZT、韓国からEKの3人のアジアのラッパーが参加。宇多田ヒカルにとって、日本以外のアジアのアーティストとのコラボは初めてとのこと。