「漂うがごとく」「ベトナムを懐う」ベトナム映画2本が日本で同時公開!※劇場追加

2021-03-22

日越国交樹立45周年記念事業として2018年に日本の4都市で開催された「ベトナム映画祭2018」の上映作品である「漂うがごとく(Chơi Vơi)」と「ベトナムを懐う(Dạ Cổ Hoài Lang)」のベトナム映画2本が、2019年3月23日(土)からの新宿K’s cinema(ケイズシネマ)を皮切りに日本全国で順次公開されます!

新宿K’s cinemaの次は、大阪府、兵庫県、神奈川県、栃木県、愛知県、京都府などの劇場で順次公開予定です。

「漂うがごとく」は社会主義国家のベトナムでは珍しい、女性視点の「性」を美しい視点で描いた異色作。また「ベトナムを懐う」はベトナム戦争時に世界中へ散っていったボートピープルたちの今を描いた作品で、まさに「ベトナムの現在地」を描き出した珠玉の映画です。

漂うがごとく(Chơi Vơi)

「漂うがごとく」はハノイ市を舞台に、満たされない想いを抱えながら彷徨う現代のベトナム人女性を描いた作品で、2009年の第66回ヴェネツィア国際映画祭FIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)受賞作でもあります。

監督は2005年に第6回NHKアジア・フィルム・フェスティバル上映作品「癒やされた地(Sống Trong Sợ Hãi)」(2005年)のBùi Thạc Chuyên(ブイ・タック・チュエン/ブイ・タク・チュエン)、脚本はベトナムの鬼才映画監督Phan Đăng Di(ファン・ダン・ジー)が担当し、ベトナム映画の中でも数少ないアート色の強い作品となっています。主演のĐỗ Thị Hải Yến(ドー・ティ・ハイ・イエン/ドー・ハイ・イエン)は、17歳の時にトラン・アン・ユン(Trần Anh Hùng、ベトナム語読み:チャン・アイン・フン)監督の「夏至(Mùa Hè Chiều Thẳng Ðứng)」(2000年)に出演し女優デビューを果たしています。

ベトナムを懐う(Dạ Cổ Hoài Lang)

「ベトナムを懐う」は祖国を離れ、アメリカのニューヨークで暮らす3世代のベトナム人たちを描いた同名の戯曲が原作。戯曲は音楽家Cao Văn Lầu(カオ・ヴァン・ラウ)の作品で、1990年代前半からベトナム国内の多数の舞台で演じられてきました。

監督は「輝ける日々に (『サニー』ベトナム版)(Tháng Năm Rực Rỡ)」(2018年)や「超人X.(Siêu Nhân X)」(2015年)を手掛けたNguyễn Quang Dũng(グエン・クアン・ズン)。世代や文化のギャップが生むユーモラスな衝突に、祖国を捨てた息子とその父親。長く戦争が続いたベトナムの歴史を背負いながら異国で故郷をおもう各世代の心を丁寧に描いています。

全国の上映劇場と公開日

【東京都】新宿K’s cinema:2019年3月23日(土)~4月19日(金)
【大阪府】シネ・ヌーヴォ:2019年5月11日(土)~
【兵庫県】神戸アートビレッジセンター:「漂うがごとく」2019年5月11日(土)~・「ベトナムを懐う」2019年6月15日(土)~
【神奈川県】横浜シネマリン:2019年6月1日(土)~
【栃木県】宇都宮ヒカリ座:2019年6月22日(土)~7月5日(金)予定
【愛知県】名古屋シネマスコーレ:6月予定
【京都府】出町座:2019年7月13日(土)~

場面写真解禁

「漂うがごとく」と「ベトナムを懐う」の場面写真が2月18日に解禁されましたので、いくつかご紹介します。

漂うがごとく

漂うがごとく1

漂うがごとく2

漂うがごとく3

漂うがごとく4

【「漂うがごとく」(原題:Chơi Vơi/英題:Adrift) 配給:ムービー・アクト・プロジェクト ©Vietnam Feature Film Studio1, Acrobates Film】

ベトナムを懐う

ベトナムを懐う1

ベトナムを懐う2

ベトナムを懐う3

ベトナムを懐う4

【「ベトナムを懐う」(原題:Dạ Cổ Hoài Lang/英題:Hello Vietnam) 配給:ムービー・アクト・プロジェクト ©HKFilm】

2作品の同時公開については、公式ウェブサイトもご参照ください。

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