【ベトナム映画祭2018】@横浜会場レポート~前編~
ベトナム映画を一挙に上映する「ベトナム映画祭2018」の第1弾が、9月1日から9日まで神奈川県横浜市のミニシアター「横浜シネマ・ジャック&ベティ」で行われ、合わせて11本のベトナム映画が上映されました。
9月8日と9日には、同じく横浜で開催された「ベトナムフェスタin神奈川」でもベトナム映画祭の関連企画としてベトナム映画3本の無料上映とトークショー、シンポジウムが行われました。
今回は前編として、横浜シネマ・ジャック&ベティでの初日の様子を中心に、備忘録としてベトナム映画祭について記しておきます。
後編では9月9日に行われた「サイゴン・ボディガード(Vệ Sĩ Sài Gòn)」の落合賢監督の舞台挨拶について書いてみます。この舞台挨拶では吉本興業のベトナム住みます芸人「ダブルウィッシュ」のおふたりが司会をつとめられ、笑いたっぷりの盛りだくさんなひとときでした。
ベトナム映画祭2018の詳細は公式ホームページをご覧ください。
映画祭初日(9月1日)
横浜シネマ・ジャック&ベティには、今回の映画祭で初めて足を運びました。図書館のような、博物館のような、大学の研究室のような、何だか懐かしい匂いがして、小さな空間ながらも映画への愛があふれていて、いつまでも長居していたいくらいとてもすてきな場所でした。
初日の上映作品は特別招待作品「目を閉じれば夏が見える(Nhắm Mắt Thấy Mùa Hè)」と、「ベトナムを懐う(Dạ Cổ Hoài Lang)」の2本。
「目を閉じれば夏が見える」はベトナム現地で2018年5月公開され人気を集めたこともあり、日本に住むベトナム人の観客がとても多かったようです。そしてあっという間に満席御礼。
この日はなんとベトナムからCao Thúy Nhi(カオ・トゥイ・ニー)監督や、プロデューサーのPhạm Thanh Tân(ファム・タイン・タン)氏をはじめとする撮影クルーが来日。ニー監督とタン氏、そして主演の阿久津貴文さんも揃って上映後に舞台挨拶が行われました。
「目を閉じれば夏が見える」舞台挨拶
「目を閉じれば夏が見える」は北海道東川町が舞台の日越共同制作映画。2017年8月から9月にかけて、東川町で本編の9割が撮影されたとのこと。映画についてはこちらもご参照ください。
監督のニー氏は控え目でかわいらしい女性。なんと1989年生まれの29歳。ショートカットの黒髪に、黒いパンツとスニーカー、黒いTシャツにチェックのシャツを羽織っておられました。
プロデューサーのタン氏はかつて北海道に留学されていて、北海道の美しさやすばらしさをベトナム人に伝えたいという想いからこの映画の製作に至ったのだとか。
現場での進め方や言葉の違いに初めは戸惑ったものの、映画に対する想いや目的は一緒。だから言葉が通じなくてもわかり合えた、と皆さんコメントされていました。
舞台挨拶の後は阿久津さんが大勢の観客に囲まれ、撮影大会が始まりました。ベトナム人の女の子たちに大人気。ピシッとスーツを着こなした阿久津さん、背が高くて笑顔もすてきでとても格好良かったです!
映画祭2日目以降
9月1日から9月9日までの映画祭、1日は特別招待作品「目を閉じれば夏が見える」の舞台挨拶が行われましたが、9月2日から7日までは毎日異なるラインナップで1日2本ずつ、ベトナム映画が上映されました。
「ベトナム映画祭2018」今後の開催地・スケジュール
「ベトナム映画祭2018」、横浜会場は終了しましたが、これから大阪、東京、愛知でも順次開催されます!
<大阪>
10月6日(土)~10月19日(金)
@大阪シネ・ヌーヴォ
詳細はこちら
<東京>
11月10日(土)~11月23日(金)
@新宿K’s cinema(ケイズシネマ)
<愛知>
11月24日(土)~12月7日(金)
@名古屋シネマスコーレ
続きは後編へ!