【ベトナム映画名鑑】つぶらな瞳 (Mắt Biếc)

2021-03-22

映画「つぶらな瞳 (Mắt Biếc)」の作品データベースです。映画のあらすじ、キャスト、監督など制作スタッフのほか、字幕の有無や日本語版DVDの発売情報など、映画「つぶらな瞳 (Mắt Biếc)」について紹介しています。

作品データ

Mắt Biếc
製作国ベトナム
原題Mắt Biếc
英題Blue Eyes
邦題つぶらな瞳
ジャンル恋愛
言語ベトナム語 (英語字幕あり)
時間117分
公開2019年12月
監督Victor Vũ (ヴィクター・ヴー)
脚本Victor Vũ (ヴィクター・ヴー)、A Type Machine (エー・タイプ・マシン)
製作Nguyễn Quốc Công (グエン・クオック・コン)
公式サイトhttps://www.facebook.com/PhimMatBiec/
受賞歴
DVD日本版DVDなし
動画

ソース:Wikipedia

あらすじ

舞台は1960~1970年代。Ngạn(ガン)とHà Lan(ハー・ラン)は、クアンナム省のドードー(Đo Đo)村で生まれ育った、小学生の頃からの幼馴染。小さい頃はいつも一緒だったが、2人揃って故郷を離れて都市部の中学校に進学すると、一緒に過ごせるのは週末に故郷へ帰るときだけになった。そして、都市部の学校に進学したハー・ランは、都会に染まり、故郷を忘れていく。それでもハー・ランに恋い焦がれるガン。そんな中、ハー・ランはDũng(ズン)との子供を身ごもる――。

登場人物/キャスト

Ngạn (ガン) 役:
Trần Nghĩa (チャン・ギア)
※声(吹き替え):Phạm Đình Thái Ngân (ファム・ディン・タイ・ガン)

Hà Lan (ハー・ラン) 役:
Trúc Anh (チュック・アイン)

Dũng (ズン) 役:
Trần Phong (チャン・フォン)

Trà Long (チャー・ロン) 役:
Đỗ Khánh Vân (ドー・カイン・ヴァン)

Hồng (ホン) 役:
Nguyễn Lâm Thảo Tâm (グエン・ラム・タオ・タム)

解説

ベトナムの有名作家Nguyễn Nhật Ánh(グエン・ニャット・アイン)による同名の長編小説が原作。日本では「つぶらな瞳」のタイトルで日本語版が出版されています。

公開から約1か月で興行収入1720億VND(約8億2300万円)を突破し、2020年1月にベトナム映画の歴代興行収入ランキングで3位に立ちました。

グエン・ニャット・アイン×Victor Vũ(ヴィクター・ヴー)といえば、2015年公開の「草原に黄色い花を見つける(Tôi Thấy Hoa Vàng Trên Cỏ Xanh)」。また、エー・タイプ・マシンといえば、日本でも公開された「サイゴン・クチュール(Cô Ba Sài Gòn)」のKay Nguyễn(ケイ・グエン)監督率いる脚本家集団で、「サイゴン・クチュール」のほかにも「ハイ・フォン(Hai Phượng)」など数々のヒット作に携わっています。

撮影が行われたのはクアンナム省(故郷の風景)と、トゥアティエン・フエ省(都市の風景)。映画の公開後、多くの観光客がロケ地を訪れたとのこと。美しい景色のほか、Phan Mạnh Quỳnh(ファム・マイン・クイン)の音楽も見どころです。

ちなみに、Ngạn(ガン)役のTrần Nghĩa(チャン・ギア)は、ハノイ市生まれでバリバリの北部弁。映画の中ではPhạm Đình Thái Ngân(ファム・ディン・タイ・ガン)が吹き替えをしています。

第93回アカデミー賞外国語映画賞部門ノミネート候補(ベトナム代表作品)。

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