米中合作アニメ映画「アボミナブル」ベトナムで上映中止、劇中に中国の南シナ海領有権示すシーン【現地紙ニュース】

ベトナムで2019年10月4日に公開された米中合作のアニメーション映画「アボミナブル(越題:Everest: Người Tuyết Bé Nhỏ)」が13日夜、ベトナム国内で上映中止となった。上映期間はわずか10日だった。

これに先立ち、一部の観客が劇中のシーンに「九段線(牛舌線)」が映っているとSNSなどで指摘していた。あるシーンの背景に映る世界地図の南シナ海の部分に九段線が描かれているという。

九段線は、中国とベトナムが争っている南シナ海の領有権問題に関して、中国が南シナ海の全域の権利を主張するために地図上に引いた破線のこと。ベトナムは長きにわたりこの九段線に反発しており、南シナ海の領有権はベトナムにあると主張している。

「アボミナブル」は、中国のパール・スタジオとアメリカのドリームワークス・アニメーションが製作を手掛け、2019年9月25日にアメリカで公開された。監督はジル・カルトン、主演はクロエ・ベネット。

2018年には、中国のミリタリーアクション映画「オペレーション:レッド・シー(越題:Điệp Vụ Biển Đỏ)」も南シナ海の領有権問題に絡んで上映中止となった。この映画では、南シナ海を「South China Sea(中国の南の海)」と表現していたため、「ベトナムの領有権に不利益」としてベトナム国民から批判を浴びた。(※ベトナム語では南シナ海を「Biển Đông(東海=ベトナムの東の海)」と表現する。)

ソース:
Phim ‘Everest Người tuyết bé nhỏ’ bị rút đột ngột khỏi các rạp chiếu Việt Nam
※ソース中に問題のシーンの画像あり。

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